注目を集めるメイクセラピー

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外見を美しくするだけでなく、前向きな気持ちをもたらしてくれる、そんな化粧の力を活用した「化粧療法(メイクセラピー)」は、医療や福祉の現場で注目を集めています。

こんにちは、住宅型有料老人ホーム 藤の蕾事務局の中村です。

「化粧療法」は、気持ちが明るくなるだけでなく、筋力が戻り、口腔(こうくう)機能が改善するなど、日常生活動作(ADL)の維持や向上にも効果的と言います。
化粧療法の効果は化粧品メーカーや医療機関で研究が進められていて、資生堂は2010年ごろから大学や高齢者施設などと協力して本格的に研究を始めています。化粧品を使うときは、容器のふたを開け閉めし、腕を上げ、上下左右に動かして顔に塗る。これらの動作には、食事のときの2~3倍の筋力と関節可動域を使うといいます。
2012年、資生堂は千葉大と共同で関東の介護施設2カ所で3カ月間、利用者19人(平均89・6歳)の握力の変化を調査。化粧療法に取り組んだグループの平均は8・5キロから10・9キロに上昇したそうです。また2014年には千葉市にある長期療養型病院で、患者16人(平均87.8歳)に対し約50分間の化粧療法を施した後にだ液の分泌量を調べたところ平均で2割増加したと言います。
資生堂は13年から全国の病院や高齢者施設で化粧療法の教室を開催。16年には化粧療法の知識や指導方法などを習得した人を認定する独自の資格「化粧セラピスト」を創設し、19年までに44都道府県の歯科衛生士や介護福祉士、看護師などが取得したといいます。また、2009年度から社会福祉士、介護福祉士養成の教育内容に化粧が追加される等、介護現場では「化粧」や「身だしなみ」から得られる心身への効果が期待されています。

2020年は、コロナの影響から「化粧セラピスト」の認証試験は中止されていますが、2021年は11月頃に開催予定だそうです。今後ますます普及することが予想されますので取得しておきたい資格ではないでしょうか


(出典:資生堂ライフクォリテイ ビューティセミナー